2004年 05月 26日

つじあやの&奥田民生

a0016852_25636.jpgじつにいい組み合わせだなぁと思う。

つじあやのの最新アルバム『COVER GIRL』。
その中で二人は、サザンオールスターズの「シャ・ラ・ラ」をデュエットしている。
これがとても素晴らしい。

ちょっと意外な組み合わせのようにも思える二人。
でもよく考えてみると、共通する部分があるような気がする。
二人とも表現者としてのスタンスが似ているのではないだろうか。
肩に力が入ってなくて、とても自然な感じ。その絶妙な脱力加減(笑)。
言葉で上手く表現出来ないけれど、この二人の歌う佇まいが好きだ。
そういえばキリンジの堀込泰行にも同じ匂いを感じる。

つじあやのの『COVER GIRL』は、彼女がいろんな歌をカバーしている二枚組みのカバーアルバム。
スタジオ・レコーディングした“tokyo side”と、地元京都でウクレレの弾き語りをライヴ・レコーディングした“kyoto side”の二枚。この“kyoto side”がまたユニーク。彼女の地元というだけあって、自分にとっての思い出深い、ゆかりの場所でレコーディングされているのだけれど、聴いているほうは言われなければ分からない(笑)。いや、言われても分からないけど。
鴨川の土手、出身高校の体育館、ご両親が経営されているという家具屋さん、などなど。
こればかりは、つじ本人のこだわりであって、聴き手には直接関係ないことかもしれない。ただそれを加味して聴くことによって、聴き手も彼女の想いを共有出来るという面白さがある。とても彼女らしいユニークなアイディアだ。

“kyoto side”は、音の感触がまるでデモテープのようだ。でもそれがとても心地良い。行きかう人々や車の音、鳥のさえずり、鴨川のせせらぎまで聞こえてきそうな気がするくらい、彼女の歌う情景が目に浮かんでくる。
彼女の作品に「心は君のもとへ」という曲があったが、そのマキシのカップリングとして収められていた“誕生編”を思い出した。僕はこれが大好きで、完成バージョンより、よく聴いたものだ。ジョン・レノンの『アンソロジー』とか、ボブ・ディランの「forever young」のデモなんかが大好きな自分の嗜好にピタリとハマったからかもしれない。なんの装飾もされていない歌の原石は、その歌が持つ本当のパワーを感じさせてくれる。

本当にバラエティーに富んだカバー・アルバムだ。椎名林檎の『唄ひ手冥利』というカバー・アルバムの名盤があったけど、これもそれに匹敵するくらい素晴らしいアルバムだと思う。
個人的には、スガシカオの「黄金の月」、シュガーベイブの「パレード」、YEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」、なんかがとくに秀逸だった。


このアルバムの全曲の試聴が出来ます。つじあやののオフィシャル・ホームページに設けられたスペシャルページでどうぞ。また、期間限定(~5/31)で奥田民生とのデュエット「シャ・ラ・ラ」のビデオ・クリップもフル・バージョンで公開されています。

「シャ・ラ・ラ」ビデオ・クリップ


COVER GIRL - つじあやの


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つじあやのオフィシャル・ホームページ“うららかさん”
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# by tai_yo | 2004-05-26 02:55 | 音楽
2004年 05月 20日

注目の若手女優

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『箪笥』(「薔花、紅蓮」、A tale of two sisters)

イム・スジョンとムン・グニョン。

7月に日本で公開される映画『箪笥』で姉妹を演じている二人。
なんだか本当に仲の良い姉妹に見えますよね。

僕は個人的にイム・スジョンが大好きで、映画『...ing』でその魅力にノックアウトされてしまいました。この『...ing』も、今秋日本での公開が決まっています。
そして、ムン・グニョン。彼女は、これもまもなく公開される映画『永遠の片想い』でチャ・テヒョンの妹役を演じていて、すごく可愛い女の子という印象があります。
現在、韓国で大ヒットしている映画『幼い新婦』に彼女は主演しているんですが、これで一気に大ブレイクしたようで人気急上昇中です。

面白いのが、この二人の最新作の共通点。
どちらも相手役がキム・レウォン。たんなる偶然なんでしょうけどね。
キム・レウォンは、『...ing』やドラマ『屋上部屋の猫』を観て、好きな俳優の一人になりました。キム・レウォンつながり、というわけではありませんが、やはり『幼い新婦』もすごく楽しみな映画です。

とりあえずは二人が共演する映画『箪笥』を、ホラーが苦手ではありますが、楽しみに待ちたいと思います。


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# by tai_yo | 2004-05-20 01:57 | スジョン&グニョン
2004年 05月 16日

世界の中心で、愛をさけぶ

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 金曜のレイトショーに行ってきた。

 観ているあいだ、観終わったとき、そしていま。時間が経つにつれて、この映画に対する想いが少しずつ自分の中で変化しているのに気づく。なぜなんだろう。不思議な映画だ。

 それはもしかしたら、この映画は自分にとって「あ~、面白かった。」「良かったぁ、泣けた。」といった感じで観たことによって完結する作品ではなかったからかな、という気がしている。
 なんだか、亜紀や朔太郎に「私たちにとっての愛はこんな感じ。あなたは?」と、バトンを手渡されたような気持ちなのだ。

 観ているあいだじゅう、ずっと自分自身のことを顧みていた。それは亜紀と朔太郎に自分の十代の頃を重ねて観ていたというだけではなくて、山崎努演じる重爺こと重蔵の話す言葉のひとつひとつが、僕にはとても重たく、ずしりと胸に響いて、いろいろと考えさせられてしまった。

 泣かなかったのはそのせいかな。案外、冷めて観ていたシーンも多かったことは確かだ。でも、つまらないとは思わなかった。ここがこの映画の不思議なところだ。

 重爺が映画の最後に朔太郎にかけた言葉。あの言葉にどれほど救われた気持ちになったことだろう。忘れられない言葉だ。

 ジワジワジワジワと、今になって胸にこみ上げてくるものがある。しかもだんだんと強く。そしていろんなことを思い出したり、考えたりしている。もう一度観てみたい、とさえ思う。


 それにしても何て素晴らしいタイトルなんだろう。一度耳にしたら忘れられないほど強いインパクトのあるタイトルだ。

 大沢たかおと森山未來をキャスティングしたセンスには脱帽。似てる!
 長澤まさみは素敵な女優さんだった。特殊メイクに頼らず、あえて本当に頭を丸めてしまう潔さ。カッコいい。
 好きな女優の一人で、大いに関心を持って注目していた柴咲コウは、この映画ではじゅうぶんに魅力が活かされていなかった。それが少し残念だった。


 そういえば僕は原作を読んでいなかった。上映中、横でずっと泣いていて、終了後、「メガネが涙で曇ってスクリーンがよく見えなかった」と鼻をすすりながらブツブツこぼしていた彼女に借りて読んでみよう。

 また亜紀と朔太郎に会えるのが楽しみだ。



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# by tai_yo | 2004-05-16 04:38 | 映画
2004年 05月 09日

ミトン

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 ずっとずっと気になっていた映画『ミトン』が、やっと地元京都にやって来たので観に行ってきました。

 この作品は、日本でも人気の高い『チェブラーシカ』の監督&スタッフが手がけた人形アニメーションです。
 映画は10分の短編で、『ミトン』のほか『レター』『ママ』の3作品、上映時間は合わせて30分。あっというまの30分でしたが、本当に心地良く幸せなひとときでした。

 映画は3作品を代表して『ミトン』がタイトルを飾っていますが、あとの2作品より優れているとかそういうことではなく、どの作品も一度観たら忘れられないほど愛おしさにあふれています。
 どの作品も、ストーリーはいたってシンプル。共通するのは、お母さんと子どもが交わす深い愛情です。また、子どもが持つ豊かな想像力が物語を彩り、それが自分の幼かった頃を思い出させてもくれました。甘酸っぱいような、切ないような、なんともいえない気持ちがこみあげてきました。

 登場する子どもたちの愛らしさには胸がしめつけられるほどです。しぐさのひとつひとつが本当に可愛らしく、生き生きとしているのです。僕はふと、いわさきちひろの絵を思い出したりしました。
 もちろん、魅力的なのは子どもだけではありません。『ミトン』の子犬の可愛さに抗うことが出来る人なんてきっといないでしょうし、3作品に登場するお母さんは皆、スタイルが良くてオシャレです。それ以外にも、登場する人物すべてが個性的で楽しい人たちばかり。観ているとついつい、頬が緩んでしまいます。

 この人形アニメにはセリフがありません。ちょっぴりコミカルだけど、とても暖かい音楽が心地良く物語を運んでいきます。
 これらの作品が、’67年~’72年のあいだに作られたというのには驚きました。この完成度の高さはどうでしょう!!時代を超えた傑作というのは、こういう作品にこそ与えられるべき言葉なのかもしれません。

 たった30分で、幸せな暖かい気持ちになれる『ミトン』。みなさんもぜひ、ご覧になってみてください。



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# by tai_yo | 2004-05-09 04:17 | 映画
2004年 05月 04日

『ホワイト・バレンタイン』公式サイトOPEN!!

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 『猟奇的な彼女』や『イルマーレ』より前のチョン・ジヒョンの初々しい演技が堪能出来ます。彼女の映画デビュー作です。

 共演は、まもなく公開される『4人の食卓』でも相手役を務めるパク・シニャン。じつは、この『ホワイト・バレンタイン』以前に『私の心を奪ってみて』というドラマで、すでに共演済みの二人なので息もピッタリです。

 僕はこの映画を韓国盤のDVDで鑑賞したのですが、『猟奇的な彼女』とも『イルマーレ』とも違う、チョン・ジヒョンの新鮮な魅力に溢れています。僕がこの映画のジヒョンを形容する時によく使う「お転婆ジヒョン」という言葉が一番分かりやすいかな、と思います。おかっぱ頭で自転車を全力で漕ぐジヒョンは、ファン必見です。

 出来れば全国各地、津々浦々で上映されることが望ましいのですが、なかなかむずかしいかもしれませんね。
 『ホワイト・バレンタイン』の韓国盤DVDは、リージョン・オールなので日本のDVDプレーヤーでも再生可能ですし、日本語字幕も付いているので(少々誤字はありますが)、興味のある方はそちらをお求めになってみるのもいいかもしれません。この映画は現在まで日本未公開だったので、もちろん日本盤DVDは発売されていません。もう少し待てば、日本でもDVD化されることは間違いないでしょう。

 いずれにしても、チョン・ジヒョン・ファン必見の作品です。『イルマーレ』に負けないくらい、音楽も映像も美しいので、そのあたりにも注目してご覧になってみてください。


『ホワイト・バレンタイン』公式サイト
http://www.twin2.co.jp/wv/


ホワイト・バレンタイン (竹書房文庫)


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# by tai_yo | 2004-05-04 23:47 |