太陽の屋根裏部屋

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2004年 09月 26日

『花風』 aiko

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1.花風
2.洗面所
3.ポニーテール
4.花風(instrumental)


aiko、16枚目のシングル。
この人の歌のタイトルのつけ方は独特で、いつも上手いなぁと感心させられる。
aikoの今までの曲をアルバム、シングル、全部ひっくるめてリストにして、曲名だけ眺めても面白いんじゃないだろうか。

aikoという人は、愛をとてもおおらかに歌う。
聴いていて、恥ずかしくなるくらいストレートな歌詞が多い。
男としては、ときに耳が痛いものがあったりしてドキリとさせられることも多い。
僕の周囲にaikoの歌詞に強い共感を覚える女性がじつに多いことに驚く。
なかには、「aikoに自分の日常を盗み見られているような気がして怖いくらい、同じ思いを歌詞にしている」というようなことを言う人までいる。
こればかりは悔しいけど、男の僕には分からない領域だ。

ただ、たしかにaikoの歌詞に出てくる描写にはリアルなものが多い。
というか、ハッキリ言ってaikoは、エロい。
たとえば椎名林檎なんかより、ずっとエロい人なのだaikoは。
あなたの喉を流れる息があたしの前髪を揺らしたり、右の耳から左の耳たぶまでずっとなでたり、近づいて触れてあなたのうぶ毛に口づけてみたり、あなたの胸や耳のうしろの匂いが云々・・・。
aikoのこういう描写って、直接的なエロではないけれど、皮膚の温度まで伝わってくるようなリアルさがあって、僕はドキッとさせられてしまう。

そういえば本人も、「あたしはエロいです」なんて言ってたっけ(笑)。

でも僕が最もaikoに魅かれているのは、そのメロディー・メイカーとしての才能だ。
決して派手ではないけれど、要所要所にフックが効いていて、ジワリジワリとスルメのように味わい深いメロディーを作るのがじつに上手い。
ときどき遊びでギターやキーボードで弾いてみたりすると、「え~っ、そういくかぁ」というようなコード進行をさらりと使ってみたりしてることが分かって鳥肌が立つこともある。
ここ最近のaikoは、マキシで出す曲も地味なものが多くて、『カブトムシ』や『ボーイフレンド』のようなメガヒットを飛ばすことはなくなってしまった。
でもaikoという人は、もともとメガヒットを飛ばすようなタイプの歌手ではないし、かといって売れてないわけでもないので、これはこれで真っ当な環境かなぁとも思う。aiko本人はどう思ってるのかは分からないけれど。
少なくとも僕は、ライヴのチケット争奪の競争率が以前より少しでも低くなったかなと喜んでいる。

今回のマキシもタイトル・ソングを始め、やはり珠玉のスルメ・ソング揃い。
洗面所に置いてあるガラスのコップが割れてしまったことをきっかけに、分かれた彼のことを思い出してしまう「洗面所」の歌詞も相変わらずユニークでaikoらしい。
個人的には、「ポニーテール」のような女の子に愛されたら幸せだろうなぁ、と遠い目をしながら聴き入ってしまった。。。

そういえばこの「花風」、某テレビ局の野球中継で使われているのだそう。
野球中継なんて最近観ないから知らなかった。
でも野球中継に、この曲というセンスが理解出来ない。
タイアップも結構ですけど、もうちょっと考えてもらえないでせうか。


花風 - aiko


夢の中のまっすぐな道 - aiko
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by tai_yo | 2004-09-26 02:19 | 音楽


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